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OpenBot とは?AIエージェントに専用ブラウザを与えるセルフホスト型 AI 同僚プラットフォーム

⭐ 2,205 stars GitHub →
OpenBot は各 AI エージェントに専用ブラウザを与えるセルフホスト型プラットフォームです。LangGraph・Mastra 等を接続しガバナンス付きで運用する方法を解説します。

OpenBot は各 AI エージェントに専用のブラウザ・ファイルシステム・ツールアクセスを持つコンテナを割り当てるセルフホスト型 AI エージェント基盤です。AG-UI プロトコルに準拠した任意のエージェントフレームワークと接続でき、すべての操作が実行前にポリシー判定・記録されます。LangGraph・Mastra・CrewAI・Pydantic AI など主要フレームワークをサポートし、MIT ライセンスで公開されています。

GitHubで急上昇中の CopilotKit/OpenBot をご紹介します。 スター数 2205★ を獲得し、AI分野で注目されているツールです。


OpenBot とは?

OpenBot は CopilotKit が開発するオープンソースの AI エージェント基盤です。一般的な AI エージェントの課題として、「エージェントがブラウザや OS にアクセスするとき、どこまで何をやっているか把握できない」という問題がありました。OpenBot はこの問題を解決するため、各エージェントに独立したコンテナ(専用ブラウザ + ワークスペース) を与え、すべての操作をポリシー評価・監査ログに記録するアーキテクチャを採用しています。

AG-UI(Agent-User Interface)という오픈プロトコルを基盤としており、LangGraph・Mastra・CrewAI・Pydantic AI・Google ADK など、現在人気の AI エージェントフレームワークを接続可能です。フレームワークに縛られないため、既存の AI エージェント実装をそのまま持ち込んで「ガバナンス付き」で運用できます。

こんな人におすすめ:

  • エンジニア向け: AI エージェントを本番環境で安全に運用したいバックエンドエンジニア・MLエンジニア。LangGraph や Mastra で構築したエージェントに企業レベルのガバナンスを追加できます。
  • 非エンジニア向け: プログラミング知識が必要なため、エンジニア専用ツールです

主な機能・特徴

  • エージェント専用コンテナ: 各 AI エージェントに専用 Chromium コンテナを割り当てリソースを完全分離する
  • CEL ポリシーガバナンス: CEL ポリシーで全ツール呼び出しを事前評価し監査ログに記録する
  • マルチフレームワーク対応: AG-UI プロトコル経由で LangGraph・Mastra・CrewAI 等を接続できる
  • Human-in-the-Loop: 人間が画面を乗っ取り操作を引き継ぐ Human-in-the-loop を実現する
  • Governed MCP: MCP サーバーを Governed MCP として管理しアクセス権を制御する
  • 監査証跡: 許可・拒否・失敗したすべての操作が /admin/audit に記録される

OpenBot の使い方・始め方

必要要件

  • Docker(PostgreSQL と Bot コンテナ用)
  • Bun 1.3+(アプリ・API サーバー用)
  • CopilotKit Intelligence プロジェクト(無料プランあり)
  • OpenAI などのモデル API キー

インストール手順

# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/CopilotKit/openbot
cd openbot

# 環境変数の設定
cp .env.example .env

# CopilotKit Intelligence の資格情報を取得
npx copilotkit@latest login
npx copilotkit@latest project select
npx copilotkit@latest license --write

# .env に OPENAI_API_KEY を追加後、起動
bun install
bash scripts/start.sh

起動後、http://localhost:3010 でUIにアクセスできます。スクリプトは Docker サービスの起動、DB マイグレーション適用、API サーバー(ポート3001)と UI(ポート3010)の起動を自動で行います。

基本的な使い方

# Bot に指示を出す
# /bot にアクセスして以下を試してみましょう
"Open news.ycombinator.com and tell me the top story."

# フォームの自動入力テスト
"httpbin.org/forms/post を開いてフォームに記入して"

# 完了後 /admin/audit で操作ログを確認

活用事例

MLエンジニアの業務自動化

MLエンジニアが社内の Confluence や GitHub に定期アクセスして情報収集を行う AI エージェントを構築する場合、従来のエージェントでは「どのページを閲覧したか」「何を取得したか」のトレースが困難でした。OpenBot を使えば、各エージェントのブラウザ操作が /admin/audit にすべて記録されるため、セキュリティ監査の要件を満たしながら業務効率化できます。

セキュリティエンジニアのコンプライアンス対応

セキュリティエンジニアが AI エージェントに機密システムへのアクセスを与える際、CEL ポリシーを活用してアクセス対象ドメインや実行可能コマンドを制限できます。/admin/boundaries で「このエージェントは example.com 以外のドメインに移動できない」などのルールを設定し、違反した操作は自動的に拒否・記録されます。


なぜ今 OpenBot が注目されているのか

Devin・AutoGPT との違い

Devin や AutoGPT に代表される AI エージェントは強力ですが、「何をやっているか可視化が難しい」「企業環境へのロールアウトが怖い」という課題がありました。OpenBot の差別化ポイントは以下の3つです:

  1. エージェント単位のサンドボックス: 各エージェントが独立したコンテナで動作するため、エージェント間の干渉がない
  2. フレームワーク非依存の AG-UI 準拠: LangGraph で書いたエージェントも、Mastra で書いたエージェントも同じように接続できる
  3. 操作のポリシー事前評価: 「実行してから記録」ではなく「評価してから実行・記録」するフェイルセーフ設計

特に 2025年後半から「AI エージェントを企業で本格導入したい」というニーズが急増する中、ガバナンス機能を最初から備えた OpenBot が GitHub で急上昇した背景があります。


こんな人に向いている

MLエンジニア・AI エンジニア

LangGraph や Mastra でエージェントを構築しているエンジニアが、プロダクション環境での監査要件を満たしたい場合に最適です。AG-UI プロトコルに準拠したエンドポイントを追加するだけで既存エージェントをそのまま持ち込めます。

バックエンドエンジニア(DevOps・Platform エンジニア含む)

Docker Compose で完結するセルフホスト構成のため、Kubernetes を必要としません。PostgreSQL + pgvector がデータストアとして使われており、既存の DB 管理フローにそのまま組み込めます。

セキュリティエンジニア・コンプライアンス担当者

CEL ポリシーによる粒度の細かいアクセス制御と、全操作の不変監査ログを必要とする金融・医療などの規制産業での利用に適しています。


使う前に知っておきたいこと

アルファ段階のソフトウェア

OpenBot は現在 Alpha 段階です。ラフエッジやバグが存在し、API や設定が予告なく変更される可能性があります。本番環境への導入前に十分な検証が必要です。

CopilotKit Intelligence への依存

OpenBot は CopilotKit Intelligence(外部サービス)を使ってスレッドの永続化とメモリを管理します。完全なオフライン環境では動作しません。ただし、CopilotKit Intelligence はセルフホストも可能です(詳細は公式ドキュメント参照)。

ライセンスと制限

MIT ライセンスのため商用利用・改変・再配布が可能です。ただし実装する Bot はポリシーの設定次第で権限が変わるため、本番投入前に /admin/boundaries でルールを適切に設定することを強く推奨します。

リソース要件

各エージェントが独立した Chromium コンテナを持つため、同時実行エージェント数が増えるとリソース消費が大きくなります。RAM 8GB 以上の環境を推奨します。


関連ツール・おすすめサービス

  • Perplexity AI — AI 検索エンジン。OpenBot で扱う AI エージェントの調査・情報収集に活用できます
  • DigitalOcean — 開発者向けクラウド。OpenBot のセルフホスト環境として最適です

まとめ

OpenBot は「AI エージェントに何でもやらせたいけど、何をやっているか制御したい」というエンジニアにとって理想的なプラットフォームです。AG-UI プロトコル準拠なので既存のエージェント実装をそのまま持ち込め、CEL ポリシーと監査ログで企業レベルのガバナンスを実現できます。Alpha 段階ですが活発に開発が進んでおり、AI エージェントの本格活用を検討しているチームには今すぐ試す価値があります。

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