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NoBuzzとは?Claude Codeの「AI臭い返答」をGeminiで自動翻訳するスキル

⭐ 223 stars GitHub →

NoBuzzは、ClaudeのTEDトーク調の大げさな返答をGeminiで自然な英語に書き直すClaude Codeスキルです。/debuzzコマンドで即座に実行でき、同僚向け・マネージャー向け・役員向けの3つのモードを搭載しています。

GitHubでのスター数は223を超え、Claude Codeを日常的に使うエンジニアの間で注目を集めています。「なぜClaudeはバグについて聞くと必ず『重大な前提』と『最も示唆に富む点』を3つ述べるのか」という問いへの実用的な答えです。


Claude AI返答 書き直し 使い方ガイド

なぜ「debuzz」が必要か

Claudeは優秀なエンジニアですが、返答が常にTED登壇者のスタイルになりがちです。フレーキーなテストについて聞くと「重大な前提条件」「3つの気づき」「最も示唆に富む3番目の点」が返ってきます。バグは単なるバグではなく、常に「キッカーがある」のです。

NoBuzzはこの問題を根本から解決しようとするのではなく、正直なアプローチを取ります。Claudeの返答を別のモデル(Gemini)に渡し、「人間らしく言い直す」だけに特化させるのです。

インストール方法

git clone https://github.com/adnanakil/nobuzz
mkdir -p ~/.claude/skills
cp -r nobuzz/debuzz ~/.claude/skills/

必要なもの:

  • Claude Code(インストール済みであること)
  • Google Antigravity CLI(agy)— 以下のコマンドでインストール:
# macOS / Linux
curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.sh | bash

# Windows (PowerShell)
irm https://antigravity.google/cli/install.ps1 | iex

インストール後、agyを一度実行してGoogle Sign-Inを完了させてください。

基本的な使い方

/debuzz [mode] [text]

引数なしで実行するとClaudeの直前の返答を自動翻訳します。モードの後にテキストを追加すると、そのテキストを翻訳します。


debuzz Gemini 翻訳の3モードを比較

3つのモードの違い

モード 対象 出力の特徴
colleague(デフォルト) エンジニア同僚 内容そのまま、ファイルパスとコードブロック維持、演説口調なし
manager 技術系マネージャー 何が起きたか・影響・次のアクションを約3分の1の長さで
director エグゼクティブ 3〜5文:結果・影響・要求事項のみ。30秒で読める分量

Before / After の比較例

Before(Claudeのオリジナル):

Here's where it gets interesting: the retry logic isn't just a nice-to-have — it's the load-bearing assumption of the entire sync pipeline. Three things jumped out at me, and the third one is the most instructive yet.

After(/debuzz colleague実行後):

The sync pipeline's retry logic has three bugs. syncQueue.ts:142 swallows ETIMEDOUT instead of re-queuing the job. The backoff caps at 2 seconds, which is too low for mobile networks. And the dedupe key includes a timestamp, so retries are never deduplicated.

演説調がなくなり、バグの場所・内容・修正方針が直接的に伝わる形になっています。

モード別の使い分け実例

障害対応シナリオ(/debuzz director:

# Claudeにインシデント分析させた後
/debuzz director
# → 「APIゲートウェイの認証トークン検証に3秒のタイムアウトが設定されており、
#    ピーク時に15%のリクエストが失敗しています。修正版は本日17時デプロイ予定です。
#    影響範囲はモバイルアプリのログインフローのみです。」

コードレビューシナリオ(/debuzz manager:

# Claudeにプルリクエストを分析させた後
/debuzz manager
# → Claudeの詳細なコード解説を「何が変わるか・なぜ変えるか・リスクは何か」
#    の3点に圧縮して出力

NoBuzzとの違い・なぜ今このツールか

類似ツールとの比較:どのプロジェクトに向いているか

NoBuzzと同様のコンセプトのツールが複数存在します。用途に応じて選択してください。

ツール 対象言語 仕組み 向いているシーン
NoBuzz 英語 Gemini(外部API) 英語コンテキストでの作業・英語レポート作成
stop-ai-slop-jp 日本語 Claude内で完結 日本語UIでのClaude Code日常利用
プロンプト直接指定 任意 APIなし 手軽さ重視・認証設定が不要

NoBuzz: 英語返答→より自然な英語への変換。Gemini(外部API)を使用。英語コンテキストで作業するエンジニアや、英語のインシデントレポートを作成する場合に有効です。

stop-ai-slop-jp: 日本語のAI臭い文章を除去。Claude Code内で完結。日本語でClaude Codeを使う場合はこちらが適している可能性があります。

ChatGPT・Geminiなど他のLLM: Claudeに依存しないため、モデル変更の影響を受けません。ただし、Claude Codeとのインテグレーションはなく、手動でテキストをコピーして渡す必要があります。

なぜ今注目されているか

Claude Codeが普及するにつれ、Claudeの返答スタイルへの「あるある不満」がコミュニティで共有されるようになりました。NoBuzzはその不満を笑いに変えながら実用的な解決策を提示した点で、Claude Codeエコシステムの成熟を示す象徴的なツールです。また、Claude Codeのスキル機構(~/.claude/skills)を活用した実践例としても参考になります。


こんな人に向いている

バックエンドエンジニア・SRE: 障害対応時にClaudeに原因分析させた後、役員向けのシンプルなインシデントサマリが必要な場合に/debuzz directorが活躍します。技術的な詳細を残しつつ、経営判断に必要な情報だけを3〜5文に圧縮できます。

テックリード・エンジニアリングマネージャー: コードレビューや設計レビューでClaudeが生成したコメントを、非技術系のPMやステークホルダー向けの説明に変換する場合に便利です。/debuzz managerでコードブロックなしの要約が得られます。

プロダクトマネージャー(英語環境): 英語圏のチームで技術的な説明をシンプルな英語に変換する際に使えます。ただし、日本語環境ではstop-ai-slop-jpの利用を検討してください。

Claude Code拡張スキル開発者: NoBuzzのコードはClaude Codeスキルの実装例として参考になります。外部CLI(agy)との連携方法や、エラー時のフォールバック処理など、スキル開発のベストプラクティスが含まれています。


カスタマイズ方法

NoBuzzのスキルファイル(~/.claude/skills/debuzz/)を編集することで、出力スタイルを自分好みに調整できます。

独自モードを追加する方法

# スキル定義ファイルを開く
cat ~/.claude/skills/debuzz/skill.md

モード定義部分に新しいエントリを追加するだけで、チーム独自のdebuzzモードを作成できます。例えば「customer」モード(顧客向けサポートメール向け)や「standup」モード(朝会の口頭説明向け)などを追加するチームも増えています。

## customer モード(追加例)
対象: 顧客・エンドユーザー
指示: 技術用語をすべて除去し、何が起きたか・いつ直るかのみを伝える。
      謝罪表現は自然に1回のみ含める。文字数は3〜5文。

Gemini以外のモデルを使う方法

agyコマンドを別のCLIツールに差し替えることで、他のモデルを使用できます。OpenAI CLIや他のLLMツールとの互換性については、リポジトリのREADMEを参照してください。ただし、現時点ではagy(Gemini)専用の設計のため、差し替えにはスキルファイルの手動編集が必要です。


よくある質問・トラブルシューティング

Q: agy: command not found エラーが出る

Antigravity CLIのインストール後にシェルを再起動(またはsource ~/.bashrc)してください。which agyで実行ファイルのパスを確認できます。

Q: agyの認証が切れて動作しない

agy auth login

を実行して再認証してください。セッションは24時間有効です。認証が難しい環境では、Claudeによるフォールバック翻訳(精度は低下)が動作します。

Q: 日本語の返答に使えるか

NoBuzzは英語返答の翻訳専用設計です。日本語にはiKora128/stop-ai-slop-jpを使用してください。

Q: 機密情報を含む返答をdebuzzしても安全か

Gemini APIを経由するため、機密情報・個人情報・社外秘の内容を含む返答はdebuzzしないことを推奨します。Googleのプライバシーポリシーに従いデータが処理されます。機密情報を扱う場合はローカルLLMを使った独自実装を検討してください。


使う前に知っておきたいこと

依存関係の制限

  • Claude Code必須: スタンドアロンでは使用不可
  • Google Antigravity CLI(agy)必須: Googleアカウントでのサインインが必要。agyのインストールやアカウント設定が難しい場合、スキルは機能しません(Claudeによるフォールバック翻訳は動作)
  • Antigravity CLIはGoogle提供のツールのため、利用規約・利用制限はGoogleのポリシーに従います

動作の仕組みと注意点

NoBuzzは内部でClaudeの直前返答を一時ファイルに書き出し、agy -p "$(cat <file>) <スタイル指示>"として実行します。agyのヘッドレスモードはstdinを読まず、プロジェクト外のファイルも読まないため、テキストはプロンプトに直接埋め込まれます。

注意点:

  • Geminiに送信されるのはClaudeの返答テキストのみです。機密情報を含む返答を送信する場合はGoogleのプライバシーポリシーを確認してください
  • agyが認証エラーを起こした場合、ClaudeがAIとして自己debuzzしようとします(= debuzzしているAIが同じAIに書き直しを依頼するという矛盾が発生。元の返答より良くなるとは限りません)

ライセンス

MITライセンスのため個人・商用利用ともに無料で利用可能です。


まとめ

NoBuzzは、Claude Codeを使うエンジニアが「Claudeの演説調返答」という小さなストレスを解消するための実用的なスキルです。3つのモード(colleague/manager/director)により、受け手に応じた適切な詳細度でClaudeの回答を再構成できます。

英語環境でClaude Codeを使う方、特に技術的な内容を異なる対象者に伝える機会が多いエンジニアやテックリードにおすすめです。日本語中心の環境では、まずiKora128/stop-ai-slop-jpを試してみることもお勧めします。

関連リポジトリ: adnanakil/nobuzz(MIT License・スター数223)


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