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Knockoff とは?Amazonの偽ブランド商品を自動フィルタするChrome拡張機能

⭐ 1,940 stars GitHub →

Knockoff とは?Amazonの偽ブランド商品を自動フィルタするChrome拡張機能

Knockoffは、Amazon検索結果から疑似ブランド・粗悪品を自動検出して非表示・薄表示にするブラウザ拡張機能です。Chrome・Firefox・Safariに対応し、Amazon.co.jpを含む全世界のAmazonマーケットプレイスで動作します。v0.7.0からはセラーの出身国フラグ表示とコミュニティマップ機能が追加されました。

GitHubで急上昇中の Shpigford/knockoff をご紹介します。 スター数 1940★ を獲得し、DevTool分野で注目されているツールです。


Knockoff とは?

Knockoffは、Amazon検索結果に溢れる疑似ブランド(SZHLUX、HORUSDY、LATTOOK、DOZAWA等)を自動的に検出・フィルタリングするブラウザ拡張機能です。これらの疑似ブランドは、Amazonブランドレジストリへのアクセス権を得るためだけに米国USPTO(特許商標庁)に商標登録された架空のブランドで、会社の実態も保証もなく、コモディティ商品を販売しています。

Knockoffはブランドリスト照合と言語学的ヒューリスティックスコアリングの組み合わせでこれらを検出します。サーバーへの通信は一切なく、全処理がローカルで完結するプライバシー重視の設計が特徴です。Fast Company・Gizmodo・404 Media・INTERNET Watchなどで取り上げられ、2026年7月時点で1,940スターを獲得しています。

こんな人におすすめ:

  • エンジニア向け: オープンソースのJavaScriptなのでブランドリストをカスタマイズ可能。独自フォーク・プルリクで偽ブランドデータを追加できます。
  • 非エンジニア向け: Chrome/FirefoxのWebストアからワンクリックでインストール。Amazon.co.jpで怪しいブランドの商品を非表示にして安心ショッピングができます。

主な機能・特徴

5段階ブランド判定パイプライン

Knockoffは各商品ブランドを以下の順序でチェックします(先にマッチした判定が優先されます):

# チェック内容 判定
1 ユーザーの許可リスト allowed(フィルタなし)
2 ユーザーのブロックリスト blocked(常時フィルタ)
3 悪名高き疑似ブランドリスト flagged
4 実績ある中国系ブランド(Anker等) known(または設定次第でflagged
5 〜5,000件の実績ブランドリスト known
6 言語学的ヒューリスティック flagged/suspect/unknown

言語学的ヒューリスティックスコアリング

未知のブランド名は疑似商標ブランドの言語学的特徴でスコアリングされます:

  • 全大文字の5〜9文字列(例: SZHLUX, HORUSDY)
  • 母音比率が異常に低い
  • 発音できない子音の連続
  • 英語として不自然な文字ペア
  • ランダムな内部大文字(例: mUlWaRk)

3段階フィルタレベル

レベル フィルタ対象
Relaxed 既知の疑似ブランド+ブロックリスト
Standard(デフォルト) +疑わしい名前+ブランドなし商品
Strict +既知ブランドリスト外のすべて

v0.7.0新機能:セラー国旗・コミュニティマップ

2026年7月13日リリースのv0.7.0から、商品画像にセラーの出身国フラグ(例: 🇨🇳 CN)が表示されます。「Where from?」チップをクリックすることでセラーページを開き、出身国をコミュニティマップに追加できます。セラーIDと国情報のみが送信され、ユーザー個人情報は一切収集しません。


使い方・始め方

Chrome / Firefox へのインストール

Chromeの場合

  1. Chrome Web Storeから「Knockoff」を追加
  2. Amazon.co.jpまたはAmazon.comを開いて検索
  3. 自動的にフィルタリングが始まります

Firefoxの場合Firefox Add-onsから「Knockoff」を追加してください。

設定のカスタマイズ

拡張機能アイコンをクリックすると以下の設定が可能です:

フィルタレベル: Relaxed / Standard(デフォルト)/ Strict
表示モード: 非表示 / 薄表示(デフォルト)/ ラベルのみ
中国系実績ブランドも疑わしいとする: オフ(デフォルト)
セラー国旗を表示: オン(デフォルト)

セルフホストビルド(ローカルビルド)

git clone https://github.com/Shpigford/knockoff
# chrome://extensions → デベロッパーモード ON → パッケージ化されていない拡張機能を読み込む → リポジトリフォルダを選択

ビルドステップ不要で、リポジトリフォルダをそのままChromeに読み込めます。ブランドリストのカスタマイズは data/known-brands.js(信頼できるブランド追加)と data/flagged-brands.js(疑似ブランド追加)を直接編集するだけです。


活用事例

Amazonで工具・家電を業務調達するバイヤー

フリーランスバイヤー向けシナリオ: EC運営担当者がAmazon.co.jpで工具・家電を一括調達する際、KnockoffのStrictモードを使って「既知ブランドリスト外のすべて」をフィルタすることで、品質保証された商品のみのリストを作成できます。フィルタされた件数が一目でわかり、必要時はワンクリックで全商品を再表示できます。

日常のAmazon.co.jpショッピングに活用

一般消費者向けシナリオ: ガジェット好きのウェブデザイナーがChrome拡張として常時有効化し、Amazon.co.jpの検索結果をクリーンに保ちます。Anker・TP-Link・DJIなど信頼できる中国系ブランドは「Flag established Chinese brands」をオフにすることで表示維持しつつ、架空ブランドのみ排除できます。v0.7.0の国フラグ機能でセラーの出身地も一目でわかります。


Knockoff との違い・なぜ今このツールか

競合ツールとの比較

AmazonBrandFilter(AmazonBrandFilter.github.io)との最大の違いは「ヒューリスティックスコアリング」の有無です。AmazonBrandFilterは許可リストベースのアプローチのみですが、Knockoffは言語学的な疑似商標ブランド名の特徴を機械的にスコアリングすることで、既知リストにない新たな疑似ブランドも検出できます。さらにKnockoffはコミュニティ許可リストを統合してリストへの依存を補完するハイブリッド設計です。

The Markup's Amazon Brand Detectorと比較すると、Knockoffはユーザーによる許可リスト/ブロックリストのカスタマイズ機能と、複数の表示モード(非表示/薄表示/ラベル)を持つ点で実用性が高く、Amazon.co.jpを含む多国籍マーケットプレイスに対応している点も強みです。

なぜ今話題か

2026年7月のv0.7.0リリースでセラー国旗機能とコミュニティセラーマップが追加されたことが新たな話題を呼びました。Fast Company・GIZMODOなど海外メディアでの紹介を受け、INTERNET Watchが「日本のAmazonにも対応」として取り上げたことで日本語圏での認知が急上昇しています。


こんな人に向いている

Amazon.co.jpで頻繁に買い物するすべての人

Amazonで電化製品・日用品・工具を購入する際に、聞き慣れない英字だけのブランド名の商品を避けたい方に最適です。Standard(デフォルト)モードでインストール後すぐに効果を体感できます。

EC事業者・商品調査担当者

競合分析や仕入れ候補調査でAmazonを活用するEC担当者は、Strictモードで信頼できるブランドのみをリストアップすることで調査効率が上がります。独自ブランドリストをカスタマイズして業種特有の信頼ブランドを追加することも可能です。

オープンソース貢献に興味のある開発者

JavaScriptのシンプルなブラウザ拡張機能でアーキテクチャが読みやすく、ブランドリストの追加はデータファイルを編集してPRするだけです。detector.jsのヒューリスティックスコアリングロジックも可読性が高く、機械学習なしでブランド偽装を検出する仕組みを学ぶ教材としても優れています。


使う前に知っておきたいこと

このビルドは「凍結版スナップショット」

GitHubで公開されているリポジトリは「凍結した公開スナップショット」です。アクティブな開発はプライベートリポジトリに移行しており、ここへのPRは公開ストア版の拡張機能には反映されません。最新の自動更新版はChrome Web StoreまたはFirefox Add-onsからインストールするものです。

ローカルビルドは完全スタンドアロン(サーバー通信ゼロ)ですが、ブランドリストの自動更新はありません。常に最新のリストを使いたい場合はストア版が推奨です。

ライセンス

FSL-1.1-MIT(Functional Source License)です。リリース日から2年後にMITライセンスに転換します。現時点では商用サービスへの組み込みには制限があります。個人利用・学習目的には問題ありません。

英語圏最適化のヒューリスティック

ヒューリスティックスコアリングは英語のブランド名に最適化されています。日本語・アラビア文字・ラテン文字以外の文字列はスコアリング対象外(誤検知回避のためにスキップ)です。日本語ブランドは通常ヒューリスティックには引っかかりませんが、既知ブランドリストにない場合は「unknown」判定となる可能性があります。


関連ツール・おすすめサービス

  • DigitalOcean — ブランドデータの分析スクリプトや自社ショッピングツールをクラウドで動かしたい開発者向けのクラウドプラットフォーム

まとめ

Knockoffは、Amazonの偽ブランド問題に対するシンプルかつ効果的な解決策です。サーバー通信ゼロのプライバシー設計と、5,000以上の実績ブランドリスト+言語学的ヒューリスティックの組み合わせは、既存ツールにはない独自アプローチです。v0.7.0の国フラグ機能でセラーの出身地も一目瞭然になりました。Amazon.co.jpで頻繁に買い物をするすべての方に、ぜひインストールを試してほしい拡張機能です。

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