codex-with-chatgpt:ChatGPT Web版をCodex AIエージェントの頭脳にするMCPブリッジ
「ChatGPTは考え、Codexが働く」——このコンセプトを実現するオープンソースツールが codex-with-chatgpt(2,022スター)です。ChatGPT Plus/ProのWebクォータを活かしてOpenAI Codexの計画・レビュー脳として活用し、高価なAPI消費を大幅に削減できます。本記事では仕組み・セキュリティ設計・導入手順を解説します。
codex-with-chatgptとは — ChatGPT WebとCodexを橋渡しするMCPブリッジ
OpenAI Codex(AIコーディングエージェント)は、タスク計画やコードレビューにも自身のAPIトークンを消費します。一方でChatGPT Plus/Proに加入しているユーザーは、Webクォータが多く余っていることがほとんどです。
codex-with-chatgptはこのギャップを埋めます。ChatGPT WebをCodexの「計画・審査脳」として機能させ、Codexは実行だけに専念。TypeScript製のMCPサーバーがOAuth 2.1(PKCE)で保護されたRead-Only接続を提供します。
GitHubリポジトリ(XiaoDuoYa/codex-with-chatgpt)はリリース後急速に注目を集め2,022スターを獲得。コントリビューター7名によって活発に開発されています。
公式Codex APIとの違い・なぜ今このアプローチか
OpenAI Codexを単体で使う場合、「計画 → 実行 → レビュー」の全フェーズでAPI消費が発生します。特にCodexがコードをレビューする際の往復コストは見落とされがちです。
codex-with-chatgptは「計画とレビュー」をChatGPT Web版(サブスクリプション済みクォータ)に委譲することでAPIコストを大幅削減します。ChatGPTはMCPを通じて必要なファイルのみを読み取り(書き込みは不可)、Codexは実行と変更に集中するという明確な分業が実現します。
2026年時点でChatGPT Plus/Proサブスクを持つ開発者が増えていることから、このアプローチは「すでに払っているクォータを最大活用する」という実用的な選択肢として注目されています。
主な機能・セキュリティ設計
Read-Only MCPサーバー(9ツール)
ChatGPTがCodexワークスペースにアクセスできるツールは、読み取り専用の9種類のみです。
workspace_info / list_directory / read_file / search_workspace
git_status / git_diff / test_status / execution_summary / execution_output
書き込み・削除・シェル実行ツールは存在しないため、プロンプトインジェクション攻撃でもファイル改ざんは不可能な設計です。
OAuth 2.1 + cloudflaredトンネル
c2c setup # ブリッジ起動 + cloudflaredトンネル + ペアリングコード発行(1コマンド)
c2c pair # ChatGPTのMCPクライアントと接続
c2c status # 接続状態確認
OAuthトークンは短期TTLで回転更新。.env*・秘密鍵・SSH関連ファイルはデフォルトで送信禁止です。
ChatGPT ↔ Codex間のC2Cプロトコル
[C2C] タグの構造化メッセージ(INIT → PLAN → EXECUTED → REVIEW → DONE)でAI同士が連携。長いdiffやログはMCP経由でChatGPTが必要分だけ引き取るため、コンテキスト消費を最小化します。
こんな人に向いている
ソフトウェアエンジニアでChatGPT Plus/Proサブスクを保有しつつCodexも利用している方は、このツールでAPIコストを削減できます。Codexのサブスクリプション費用が高いと感じている場合は特に効果的です。
フルスタックエンジニアがCIパイプラインの自動修正・コードレビュー・テスト実行をAI化したい場面でも有用です。Codexが実行した変更をChatGPTがMCP経由で自動レビューするワークフローを組めます。
セキュリティ重視の開発チームにとっても、Read-Onlyアーキテクチャと.c2cignore(カスタム除外設定)の組み合わせにより、機密コードをAI連携させる際の最小権限原則を実現できます。
使い方・セットアップ手順
前提条件
- Node.js >= 20
- ChatGPT Plus または Pro サブスクリプション
- OpenAI Codexへのアクセス(Codex CLIまたはChatGPT Codex機能)
- macOS または Windows(cloudflared自動インストール)
インストール(Codexに話しかけるだけ)
Set up Codex with ChatGPT.
(日本語でも: 「Codex with ChatGPTのセットアップをして」)
Codexが自動的にリポジトリを読み込み、Node.jsパッケージをインストールし、ブリッジを起動します。手動でのgit clone・npm installは不要です。
開発者向け手動セットアップ
pnpm install
pnpm build # dist/ と c2c バイナリを生成
pnpm test # 146テスト(セキュリティ・OAuth・ペアリング・MCP e2eを網羅)
c2c setup # ブリッジ + cloudflaredトンネル + ペアリングコード 一括起動
c2c sandbox-allow # macOS/Windows のCodexサンドボックスに設定ディレクトリを許可
使う前に知っておきたいこと
ChatGPT Plusサブスクが必須:ChatGPT Webのクォータを活用するため、Free プランでは利用できません。ChatGPT Plus(月額$20)またはPro(月額$200)が前提条件です。
Node.js >= 20が必要:古いNode.js環境では動作しません。nvmやvolta等でバージョン管理していない場合は事前にアップデートが必要です。
cloudflaredが自動インストールされる:Codexがセットアップする場合、cloudflaredバイナリが自動でインストールされます。企業ネットワーク環境ではプロキシ設定や許可リストの確認が必要なケースがあります。
ライセンス:MITライセンスで商用利用可能。改変・再配布も自由です。
ワークスペースの境界:1接続 = 1ワークスペースの分離設計。パス操作(シンボリックリンク・../・絶対パス)はすべてブロックされ、テスト済みです。
関連ツール・おすすめサービス
- Perplexity AI — AI検索・調査にはPerplexity。Codexが不明な点を調べる際の補助ツールとして最適
この技術を学ぶ
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GitHubリポジトリ: XiaoDuoYa/codex-with-chatgpt — ⭐ 2,022 | Language: TypeScript | License: MIT
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