AUR Malware Check — Arch Linuxのサプライチェーン攻撃検出ツールの使い方
AUR Malware Check — Arch Linuxのサプライチェーン攻撃検出ツールの使い方
AUR Malware Checkは、2026年6月に発生したArch User Repository(AUR)へのサプライチェーン攻撃を検出するためのシェルスクリプト集です。atomic-lockfileなど悪意あるパッケージが1600件以上混入した攻撃を、インストール済みパッケージと照合して素早く検出できます。
GitHubで急上昇中の lenucksi/aur-malware-check をご紹介します。 スター数 1225★ を獲得し、セキュリティ分野で注目されているツールです。
AUR Malware Check とは?Arch Linuxサプライチェーン攻撃の検出ツール
AUR Malware Checkは、2026年6月に発生したArch User Repository(AUR)へのサプライチェーン攻撃の検出・分析ツールをまとめたリポジトリです。攻撃者はPKGBUILDファイルに npm install atomic-lockfile や bun install js-digest を注入し、infostealerとeBPFルートキットを配布しました。
1600件以上のAURパッケージが侵害されており、開発者の認証情報・ブラウザデータ・CI/CDシークレットが標的となっています。本ツールはスクリプト1つでインストール済みパッケージを感染リストと照合し、リスクを素早く確認できます。
こんな人におすすめ:
- エンジニア向け: Arch LinuxまたはArch派生ディストリビューション(Manjaro等)を使用するエンジニアが感染確認に活用できます
- 非エンジニア向け: プログラミング知識が必要なため、エンジニア専用ツールです
主な機能・特徴
- インストール済みパッケージ自動照合: pacmanのインストール済みパッケージリストを感染パッケージリストと即座に比較します
- 2つの攻撃キャンペーン対応: atomic-lockfile/lockfile-js(npm)とjs-digest(bun)両方の検出に対応しています
- bunキャッシュスキャン: bun経由でインストールした場合のキャッシュも含む包括的チェックが可能です
- カスタムリストのマージ: 複数の感染リストをまとめてスキャンするカスタム機能があります
- クロスキャンペーン検査: インストール日時を問わず全パッケージを対象にした包括スキャンができます
- ワンライナー対応: リポジトリのクローン不要で即時チェックが可能です
Arch Linux サプライチェーン攻撃 atomic-lockfile 確認 — 使い方・始め方
クイックチェック(ワンライナー)
インストール不要で即座に確認できます。
# インストール済みパッケージと感染リストを照合
comm -1 -2 \
<(pacman -Qq | sort) \
<(curl -s https://raw.githubusercontent.com/lenucksi/aur-malware-check/master/package_list.txt | sort)
詳細スキャン
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/lenucksi/aur-malware-check.git
cd aur-malware-check
# 基本スキャン
./aur_check-v2.sh
# bunキャッシュを含む全スキャン
./aur_check-v2.sh --full
# bunキャッシュのみをチェック(js-digest対策)
./aur_check-v2.sh --check-bun-cache
# インストール日時を問わず全パッケージを検査
./aur_check-v2.sh --all-time
活用事例
- DevOpsエンジニア: 管理するArch LinuxサーバーでAURパッケージを利用している場合、本攻撃の影響範囲を素早く特定してCI/CDシークレット漏洩リスクを評価する
- セキュリティエンジニア: 社内のArch Linuxデスクトップ環境を一括スキャンして感染パッケージを洗い出し、インシデントレスポンスの優先度をデータドリブンで決定する
- 個人の開発者: 日常使いのArch Linuxマシンで作業後にスクリプトを実行して感染有無を確認し、必要に応じてパスワードの変更やトークンのローテーションを実施する
関連ツール・おすすめサービス
- DigitalOcean — セキュアなLinux開発環境を素早く構築したいエンジニアに最適な開発者向けクラウド
- さくらVPS — 国内ホスティングでセルフホスト型のArch Linux環境を構築するならおすすめ
まとめ
Arch LinuxユーザーでAURパッケージを利用している方は、このツールで感染チェックを早急に実施してください。特にCI/CDシークレットや開発者認証情報が流出するリスクがある環境では、スクリプト実行後に認証情報のローテーションを検討することをおすすめします。サプライチェーンセキュリティの意識向上にも役立つ内容です。
この技術を学ぶ
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